かねてから懸案だった、データのページング処理を改修する。 GAEのデータストアは、fetchするデータ数が最大1000までしかない。これは連続するエンティティをカウントするのに負荷がかかるため、1000以上できない仕様にしているためだ。もちろん、1000以上あってもエンティティの検索などは問題なく行える。「連続する1000以上のエンティティをまとめて取得できない」というだけだ。 だが、この制限のおかげで、ページングをする場合、表示するデータのオフセット値を指定して値を取り出す、というような手法がとれないことになる。limitも当然だが1000までしか扱えないからだ。そこで別の方法を考えないといけなくなる。 Googleのドキュメントで推奨しているのは、現在表示しているデータのキーを引数として送り、そのキーのデータから表示する個数を取得する、という方法だ。そして、次のページを表示するためのリンクなどでは、自ページ冒頭に表示されるデータのキーをクエリー文字などを使って渡し、そのキーを使ってデータを取得するようにしなさい、ということらしい。 で、libroではユーザー・ホームで自分の投稿した記事を一覧で見られるようにしているので、その投稿記事の表示に、このページング処理を本日導入してみた。とりあえずは問題なく動いている。ただ、実際にデータ数を1000以上追加して正しく取得できるか確認してみないといけないだろう。年末なので、とりあえず細かいチェックは来年に持ち越し。